基本方針
こころの健康を守り 気軽に利用できる病院を目指して
精神障害者の社会復帰の促進及びその自立と社会経済活動への参加促進のため、『心の健康を守り気軽に利用できる住民と共にある病院』として精神保健医療の実践と地域住民へのサービスの提供に努めると共に、「和・道」医療福祉グループと連携をとりながら心身ともに健康で豊かな地域づくりに貢献することを目指します。
理事長挨拶
医療法人高田西城会 高田西城病院は、日本三大夜桜で知られる高田公園に隣接した上越の市街地にあり、遠くには妙高山を仰ぐことができるすばらしい自然環境に恵まれた中で、心の病を持つ方々の治療に取り組んでいます。また、大正9年創立以来、常に地域に根ざし、さらに開かれた身近な医療機関として質を高めるために、『こころの健康を守り 気軽に利用できる住民とともにある病院』をモットーに医師・職員一同日々努めています。特に、病気の治療・予防・リハビリテーション・健康増進を目標として利用くださる患者様に対し時代のニーズにあったサービス提供を目指すため、
- 【1】平成10年の大規模な増改築による機能分化の促進
- 【2】外来サービスの一環として、外来ホ−ル・トイレ・敷地内禁煙
- 【3】訪問看護ステーション並びにショートステイお堀ばたを設置し、認知症治療病棟との連携による、治療ケアの連続性
を図っています。
病院の概要・特色
当院は、現在病棟機能として、病床数が270床、5病棟を備えています。また、リハビリテーションの機能として、精神科作業療法(OT)、精神科デイ・ケア、社会生活技能訓練(SST)が行われています。 このほか医療法人高田西城会の施設として、ここのクリニック・上越妙高診療所(平成27年4月1日オープン)、糸魚川診療所、生活訓練施設ハウス道芝(定員20名)、グループホーム(道芝荘男性8名、洗心荘女性5名)、認知症疾患医療センター、居宅介護支援事業所(ケアプランニング高田)、ショートスティお堀ばたがあります。こうした中で、外来患者数は1日平均100名前後を推移しています。 さらに、平成10年、当法人を含む関連する5法人が、より一層地域の医療・福祉に寄与できるよう有機的な関係を築くため、「和・道」医療福祉グループとして発足いたしました。関連法人は以下の通りです。
社会福祉法人 上越老人福祉協会
(特別養護老人ホーム いなほ園・新光園、老人保健施設 高田の郷、軽費老人ホーム 千寿園、ケアハウス上越・ケアハウスみのりの家、グループホーム敬寿・なかよしの家・宝寿の家、小規模多機能型居宅介護施設 楽らく寿の里)
となっています。共同のイベントとしては、毎年『はさ木フェスタ』を開催し、地域の皆様と共に楽しい一日を過ごしています。
はさ木フェスタ メイン会場
はさ木フェスタ風景
はさ木フェスタ のど自慢会場
さらなる飛躍を目指して
21世紀に入り、医療機関の自己責任が大きく問われる時代となった今、『IT化』と『リスクマネージメント』などの導入は、重要な課題であります。『IT化』により情報を速やかに共有し、業務の効率化を図ることを目的とし、現在、薬剤の自動分抱器の導入や病院独自の診断書等書類のコンピュータ化を実施しておりますが、さらに効率的な医療業務が遂行できるようにしていきたいと考えています。しかし、『IT化』により、コミュニケーションのプロセスが欠落したり、人間関係の構築として最も大切な『face to face』が希薄とならないよう考慮しなければなりません。また、『リスクマネージメント』を中心とした病院全体の医療安全については、医療機関として必然の取り組みではなく、スタッフ一人ひとりが自らの行動を振り返り、その意識を高める必要があると考えています。