MRI検査のご案内
MRI検査は人体への影響が非常に少ない検査ですので、認知症の診断だけではなく、さまざまな症状、あるいは心配のある方に検査をお受けいただくことが出来ます。
- 頭が重い・重苦しい・フラフラする
- 気分がすぐれない・沈みがち
- 手足がしびれる
- 今まで出来ていたことが、急に出来なくなった
- 物忘れが多くなった
- このごろ怒りっぽくなった
……このような症状が思い当たる方は、MRI検査を受けてみてはいかがでしょうか?
- 強力な磁気と電波を利用して体の断面図を撮影し調べる検査です。
- 磁石のトンネルの中で、リラックスして横になっていていただくだけの検査です。
- 検査時間は15分から30分程度です(検査の内容によっては多少、長くなることもあります)。
- 検査中に非常に大きな音がしますが これは磁石から出る音で何の心配もありません。
- 検査によって体に痛みなどを感じることはありません。
- 放射線を使わないので被ばくの心配はなく、安全にくり返し検査を受けることができます。
- ただし、強力な磁石を使いますので、人体や画像に影響を及ぼさないために、金属類の持ち込みはできません。
- 心臓ペースメーカー、除細動装置、人工内耳、人工中耳などの精密機器・脳動脈クリップ・脳室シャントなどが体内に埋め込まれている方は検査を受けることができません。
- その他、金属類が体内にある方は検査を受けることができない場合があります。わからないことがありましたら何んでも遠慮なくスタッフにお尋ね下さい。
MRI検査で何がわかるの…?
自覚症状のない脳腫瘍や脳梗塞、脳出血、動脈瘤などの早期発見に有用で特にCT検査ではわかりにくい早期の脳梗塞がMRI検査では検出できると言われています。 またVSRADという解析を行なうことで 早期のアルツハイマー型認知症の診断を支援することもできるようになりました。これは第1、第3土曜日に開設されている「もの忘れ外来」でも活用されています。 その他、副鼻腔炎などの耳鼻科の疾患、眼の病気などが見つかることもあります。
検査を受けられる前に
「問診票および同意書」を記入していただきます。検査を受けられる方への注意をお渡ししますので、よく読んで記入して下さい。これは検査を安全に円滑におこなうための大事なものです。ご協力お願いいたします。
検査予約をご希望される方へ
外来スタッフにご相談下さい。患者さま、ご家族のご都合をうかがいながら、検査の 日時を決定します。
【MRI検査を受けられる方へ】
心臓ペースメーカー・除細動装置、脳動脈瘤クリップ・脳室シャント、人工内耳・人工中耳、頭部や眼などの微細な金属片 | MRI検査を受けることができません。 |
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人工関節・ボルトなどの骨固定金属、血管内ステント・人工心臓弁、その他の体内金属 | MRI検査を受けることができない場合があります。 |
しっぷ・フランドルテープなどの貼付薬 、金具やワイヤの入った下着(ブラジャー、ボディースーツなど) | やけどを起こす場合があります。 検査の時に、とっていただきます。 |
メガネ・補聴器・入れ歯・かつら、コルセット・エレキバン・カイロなど | つけたままでご来院下さい検査の時に、はずしていただきます。 |
指輪・ネックレス・イヤリングなどのアクセサリー、ヘアピン・髪飾りなど | 検査の時に、はずしていただきますが、紛失などのトラブルの原因になりますので、なるべくつけずにご来院下さい。 |
コンタクトレンズ | はずしていただく場合があります。容器をご持参下さい。 |
時計・携帯電話・磁気カード(クレジットカード・テレフォンカードなど) | 破損する可能性があります。検査室への持ち込みはできません。 |
貴重品 | 紛失などトラブルの原因となりますので、なるべくお持ちにならないようご協力下さい。 |
入れ墨 | 大きさや場所によっては、やけどや色あせの原因になることがあります。検査前に 技師にご相談下さい。 |
お化粧 | 化粧品の色素には金属が含まれていることがあり、やけどを起こす場合があります。 お化粧されている場合、まゆ墨・アイメイクなどは落としていただきます。 できるだけお化粧はしないでご来院下さい。 |
お食事 | 特に制限はありません。いつもどおりにお食事や飲み物を摂って下さい。お薬もいつもどおりに服用なさって下さい。 |